はい、今日もお元気ですか?子供と絵本を楽しみたいあなたにお届けする絵本はこちらです!!

本記事はすべて、個人の主観で作成されております。
「はじめに」でも綴っているとおり、子供に読んであげたいと思える絵本を私なりの切り口で紹介致します!!
この記事はこんな方におすすめです。
・動物好きな子供への絵本選びに
・子供の笑顔が見たい方に
はっちゃんとは
主人公の「はっちゃん」はタイトルのとおり、ハシビロコウです。そして、どうみてもおっさんです(笑)
おっさんのハシビロコウが主人公の絵本って珍しいですよね?←他にないでしょ!
それだけで気になっちゃうんですが、ハシビロコウの特徴は皆さんご存じでしょうか?
軽くお勉強しておきましょう!!
ハシビロコウの特徴

ほとんど動かない
まずハシビロコウの特徴として思いつくのはこれだと思います。よく動物系のびっくり映像的なやつで見たことある方もいるんじゃないでしょうか。
まぁ動かないですよね。これは餌の待ち伏せをしているからだそうです。何と忍耐強い・・・
ほとんど飛ばない
動かないにも通ずるところがありますが、ハシビロコウが飛んでる姿を見たことがある方ってかなり少数だと思います。
自然界のハシビロコウは移動しないんですって。鳥なのにね。餌が少なくなったりとか環境の変化がない限り同じ生息地にいるみたい。
単独行動を好む
動物園にいるハシビロコウって群れてないですよね?1羽でじっとしてません?
あの風貌で、動じず、一匹オオカミって・・・
やっぱり
とっつきにくいおっさんじゃん!しかも寝ぐせついてるし(笑)
絵本の見どころ
とっつきにくいおっさんだということが判明したハシビロコウのはっちゃん。
この絵本の中で、ハシビロコウの特徴がしっかり押さえられてるんですよ!
全然動かないので、仲間たちにばかにされる
はっちゃんはいつもじ~っと遠くを見つめてるだけ。しかも不機嫌そうな顔で。
サバンナに住む仲間の動物たちはそんなはっちゃんを「なまけもの」だと言ってバカにするんです!
「なまけもの」じゃない!「ハシビロコウ」だ!なんてツッコミもせず、ピクリとも動かないはっちゃん。
百獣の王ライオン現る
サバンナと言えば八木さん!じゃなくてライオン!お腹がペコペコになったライオンが登場します。
仲間のキリンさんがむしゃむしゃと葉っぱを食べているところに、後ろからそ~っと近づくライオン。
キリンさん!危ない!!
救世主はっちゃん
仲間のキリンがライオンに食べられそうになったその瞬間!
めったに飛ばないはずのはっちゃんがライオン目掛けて飛んでいくんです!!

そしてあの大きなくちばしでライオンの頭をコツコツつっつく(笑)
ライオンが牙をむいてもやめない!!
しかもこのとき、はっちゃんは無言でつっつき続けるんです。表情は凄いですが(笑)
想像してみて下さい。
おっさんに凄い剣幕で無言でつっつかれたらめちゃくちゃ怖いでしょ。

すごい迫力・・・あれ?堅気のかたですよね・・・?
やがて怖気づいたライオンは逃げていきます。この顔見たら当然です(笑)
でもキリンさんはそんなことに全く気付かず、のんきに葉っぱを食べ続けてました。
このあとシマウマさんも襲われそうになるんですが、やっぱりはっちゃんが守ります。
百獣の王 VS はっちゃん
はっちゃんのあまりの剣幕に最初は怖気づいたライオンですが、空腹で死にそうなライオンは最後にぞうさんを食べようとします!
ライオンがしつこいので、はっちゃんブチギレ!!!
「いいかげんにしろ!」
びっくりしたぞうさんはサバンナ中に響く大きな声を出します。
その声に仲間たちが駆け寄ってくるんですが、そこで見たものは
はっちゃんとライオンのタイマン勝負!!
あんなに動かない「なまけもの」のだと思っていたはっちゃんが仲間のために戦う!
ライオンも何度も邪魔されて怒り心頭なので、はっちゃんを食べてしまおうと襲い掛かるんですが、
「いつまでもしつこんじゃ~!」
と百獣の王ライオンを追い払ってしまう!はっちゃん勝利!!
普段から大人しくしてるやつを怒らせると本当に怖いんですよ。人間も鳥も一緒ですね!

究極のツンデレ
サバンナの仲間たちが、はっちゃんの本当の姿を見て、いままでバカにしてきたことを素直に謝ります。
とっつきにくいおっさんのはっちゃんは、何も答えずムッとしたまま何も答えません。
が、しかし!はっちゃんはめちゃくちゃ嬉しかったんです!
この絵本の最終ページに、仲間には絶対に見せられないデレ~のはっちゃんが描かれています!
はっちゃん恍惚の表情は、是非絵本でお楽しみ下さい!すっごい良い表情(´▽`*)
なごむ~なごむわ~。
対象年齢3歳以上
出てくる動物たちは、「ハシビロコウ」「きりん」「しまうま」「ぞう」「ライオン」だけで、話の内容も、
①お腹を空かせたライオンが動物を食べようとする→②はっちゃんが追い払う→③動物は気づいてない
基本はこの流れで、絵でも伝えたいことがハッキリ分かりますので3歳からでも楽しめると思います。
絵本の楽しみ方
「ハシビロコウのはっちゃん」は、普段は動きのないはっちゃんが、実は仲間を助けるために動き回っていたというギャップを楽しむ絵本です。
普段のはっちゃんの声を大げさに落として、ライオンにブチギレするはっちゃんの声に大きな変化を付けて読んであげてください。
ライオンを追い払う描写もコミカルに描かれていますので、子供がドキドキするようなこともないですよ。
そして最後のはっちゃんの表情を見たら、つられて笑顔になること間違いなしです!!というか、はっちゃんの恍惚な表情を見たくて子供が絵本を持ってきます(笑)
是非、親子で楽しんでください!!!