人気絵本「ドン・ウッサ そらをとぶ」店主命名サブタイトルー親分の哀愁ー

笑顔になれる絵本紹介

はい、こんにちは!お元気ですか?子供と絵本を楽しみたいあなたにお届けする絵本はこちらです!!

今回ご紹介する絵本は、「ドン・ウッサ」シリーズの1作目「ドン・ウッサ そらをとぶ」

MOEのえほん ドン・ウッサそらをとぶ  著者:キューライス  出版:白泉社


本記事はすべて、個人の主観で作成されております。

「はじめに」でも綴っているとおり、親の好き!は、子供の好き!!に繋がると確信しています。

大人も楽しめる絵本、子供に読んであげたいと思える絵本を私なりの切り口で紹介致します!!

この記事はこんな方におすすめです。

  • 子供の笑顔が見たい方に
  • ゆるい笑いが好きな方に
  • 新たなシリーズものをお探しの方に

ドン・ウッサって?

対象年齢4歳以上

後述しますがドン・ウッサは、その時々の表情や背中で思いを表現しています。3歳だとちょっと感じることが難しいかもしれません。

4歳でも大人のフォローは必要ですので、ただ読むだけじゃなく、読み手が感じる面白さを伝えながら楽しんで下さい。

作者紹介

ドン・ウッサシリーズの作者は「キューライス」さん。本名は坂元友介(さかもとゆうすけ)さんです。

名前の由来があるそうですよ↓

キューライスという名前は落語「死神」の呪文、「アジャラカモクレン、キューライス、テケレッツのパー」が由来となっている。

                                 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ウィキペディアに記載されている名前の由来は、Twitterでのやりとりが基になっていました。

糸井重里さんにTwitterで「窮飯」(キューライス)っていう意味なのか問われ、その返信が・・・

窮飯…なんて…食うのに困りそうな名前の由来…本当の由来は落語「死神」の呪文「アジャラカモクレンキューライス」からです!

                                          出典:Twitter @Qrais_Usagi

落語「死神」の呪文って・・・知ってる人どれだけいるんだろ(笑)

でも、こんなところから名前をもってくるセンスがとっても面白いですよね。

私が初めてキューライスさんの絵本に出会ったのは、マクドナルドのハッピーセットです。ハッピーセットっておもちゃ以外に絵本が選べるんですよね。娘は何かのおもちゃが欲しかったらしいのですが、品切れだったので絵本を選びました。

それが、キューライスさんの「せかいいちれいぎただしいかいじゅう ボンバルボン」です。

タイトル見ただけで、「あ、これ絶対おもしろいやつじゃん」って読んでみたらやっぱり面白かった!!

不惑はじめ
不惑はじめ

出会っちゃったよ。ありがとう娘。


ドン・ウッサと子分たち

ドン・ウッサはうさぎの大親分で、3わの子分を従えています。

そしてドン・ウッサの本名は

「ウサロ・ニンジーノ・ミミナガ・デ・ピョンヌ・ピョンティーノ・デ・ラ・ウッサ」

ほら、もう絶対面白い!!なんだか良い家の家系な感じしますね。

そして子分たちは

「パッピーノ」「ピッピーノ」「プップ」しかも同じ顔です。

不惑はじめ
不惑はじめ

めっちゃ適当じゃない?ドン・ウッサとの熱量の違いよ・・・(笑)


ドン・ウッサの名前を考えるのに疲れて、なんとなく命名したとしか思えない。

絵本の見どころ

おやぶんの夢

ドン・ウッサはある日、「わしもカモメさんのようにじゆうにおおぞらをとんでみたい・・・」と言い出します。



うさぎですからね、空を飛ぶなんて無理な話です。

ちょっと現実逃避したくなったとき、「あぁ鳥みたいに飛んでみたいなぁ」って思っちゃうあれと一緒な感じで、言ってみただけだと思うんですよ。

不惑はじめ
不惑はじめ

まさかこの一言であんなことになるなんて・・


一途な子分たち

子分たちは、本当に健気でおやぶんのことが大好き。親分の想いは叶えてあげたい!でも手段は選ばない!!

ってことで、親分を飛ばすにはどうすればいいか考えます。

思いついたのは・・・ゴム!!



崖の上の木に大きなゴムを結んで、ドン・ウッサを思いっきり引っ張ります。

「これ、だいじょうぶ?」

不安そうなドン・ウッサと自信満々✨な子分たち。

そして容赦なく放たれるドン・ウッサ・・・


ビュッ!    ドサ!

崖から放たれたドンは一瞬にして落下。

子分たちは木にぶら下がった状態のドン・ウッサを助け出します。

このあとのドン・ウッサの背中が切ない・・・

子分たちがドン・ウッサの背中から声をかけるんですが、背中で哀愁を漂わせるんです。

でも、そんなこと気にも留めない子分たちは、

「つぎこそカモメみたいにとべますから✨」
「がんばりましょうおやぶん!✨」


熱い眼差しで励まします。

「うん わし がんばる」

不惑はじめ
不惑はじめ

頑張れドン・ウッサ!!


繰り返される悪夢

子分たちは何とかして親分の夢を叶えてあげたい!その一心でフランスから世界一大きなシャンパンを運んできます。


不惑はじめ
不惑はじめ

世界一大きなシャンパンってなんだよ!!


そんなツッコミも聞こえてきそうです。

「ゴージャスなわしにはピッタリだが・・・だいじょうぶ?」

不惑はじめ
不惑はじめ

もう嫌な予感するよね。うん。分かる、分かるよドン・ウッサ。



子分たちはコルクの上にドン・ウッサを乗せちゃいます・・・

「これ ほんとに だいじょうぶ?」

このときのドン・ウッサの不安そうな顔ったら(笑)

で、やっぱり・・・

ポッ ピュ~! ドサ!

今度はコルクと一緒に地面に埋まります・・・

「おやぶん つぎこそ うまくいきますから!✨」

ノリノリな子分に対し

「うん でも すこしまってくれ きもちをせいりさせてほしい」

と、ここでも背中に哀愁。

「さぁさぁ おやぶん! つぎこそ とべますよ!✨」
「おやぶん ファイト!✨」


どこから来るのこの自信・・・

「うん・・・わし がんばる・・・」

不惑はじめ
不惑はじめ

やるんかい!!


ドン・ウッサファミリーの絆

また別の方法でドン・ウッサの夢を叶えようと、子分たちはせっせと働きます。

最後の方法は親分も子分たちも、なんとなく成功するような気がします。

たくさんひどい目にあったドン・ウッサですが、子分たちに対して一切怒ったりしません。

嫌な予感がしてるのに、子分たちの言う通りにやって(やられて)みるんです。

それは、子分たちが一生懸命に自分の夢を叶えようとしてくれている姿を見てるから。

子分たちも、そんな心優しいドン・ウッサを本気で慕っているんです。

絵本の端々で、ドン・ウッサファミリーの絆を感じ取れます(❁´◡`❁)

ドン・ウッサそらをとぶ楽しみ方

ギャップを楽しめ!

不安で仕方がないドン・ウッサと、自信満々な子分たちとのギャップ。

このギャップが面白いので、読み聞かせでしっかり抑揚をつけてあげてください。

そのほか、ビュッ!ポッ!ギュン!などの効果音が大きな文字で出てきますので、大げさに読んであげるとその後の展開がさらに引き立ちますよ。

表情を楽しめ!

あとはドン・ウッサの表情です!

ゴムで飛ばされる瞬間や、コルクの上に載せられたとき、失敗したあとの哀愁漂う背中などツボっちゃうポイントがいくつもあります!

特に私が好きなのは、コルクと一緒に落下していくときの「全てを諦めた」感のある表情です(笑)

こういう細かい部分は、子供が気づかないので読みながら伝えてあげるとさらに喜びます(≧∇≦)ノ

リピート確実の「ドン・ウッサ そらをとぶ」子供と一緒に楽しんで下さい!!

ドン・ウッサはシリーズものですので、他の作品もいずれ紹介しますね!

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